フェルト制作アトリエの春夏秋冬

チホレーヌのブログ

「円めがねのひつじ歳時記」

帽子作りのこと、素材のこと、羊やフェルトに関する資料、本建て正藍染めなど、四季折々、フェルト作家のアートな暮らしを綴ります。

お着物に合うフェルト100%の大判ストール


羊毛やカシミヤを均一な薄さで重ねることは長時間の集中力、根気、情熱がたくさん必要です。

たっぷり2メートル × ワイド幅60㎝のフェルト100%のストールに仕上げるためには、

ダイニングテーブル3台を長く並べて、その上に原毛を長さ3メートル弱 × 幅1メートル分に敷き詰めなくてはなりません。

なぜこんなに大きく広げて作るのかと言うと、フェルトは「縮める」ものだからです。

編むのでも、織るのでもなく、「縮む」ことで一枚の丈夫なテキスタイルになるのです。

写真は以前お着物の上に羽織る為に制作した大判の肩掛けショールです。

サイズはお召しになる方に合わせたフルオーダー品で、全体のイメージを聴き表裏デザインしたものです。

模様に草木染めした絹の繊維を使っています。

一度制作を始めたら、場所を移動させることも出来ません。集中しているので、他のことは一切しません。

繊維を一本ずつ置いて、初めは優しくそっと擦り、徐々に振動を加え、水温も変えて、丁寧に仕上げています。

グラデーションは羊毛で表し、フェルトならではの「ぼかし」を出しています。

手仕事の温もりがたくさん込められています。

私の想い出のひと品です。

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