
フェルト帽子の模様に光沢のある黄金色を取入れたくて、桐生の絹糸屋さんから「ぐんま黄金(こがね)」の繭を沢山分けて頂きました。 スライバー状のものは国内に流通していないそうで、手に入った僅かな繭を自分で煮て真綿の状態で使ってみようという試み。 繭の中にはお亡くなりになって乾燥した蛹と抜け殻入っているのね、、。カラカラ乾いた音が聞こえる繭さんを、恐るおそるペンチで開いて、ミイラを取り出したところ。キャ~。いくら同じ作業をしても、何かでてくるんじゃないかとか想像して、おっかなびっくりしてしまう。 重層3%の水に、鍋肌に繭が触れないよう端を丸めたアルミ箔で落し蓋をして、沸騰後12分弱火で煮たら、水の中で繭をひろげていく。今日は10個だけ。

真綿に広げていくと、、黄金色だった繭が、真っ白!期待していた金色の真綿にはならなくて、がっくり。トホホ。 「そうだ!染めてみようっ」、と思い直したところでもう日暮れなので、続きはまた。今日の作業はお仕舞いです。